肥満の犬の健康リスクとは?
肥満に関連する問題は多数あります。明らかな短所は、生活の質、可動性、活発さが低下することです。余分な体重は関節により多くの負荷をかけるため、関節炎がある高齢のペットは関節が擦り減り、痛みも増します。
最近では、体脂肪が多いと他の悪影響があることも発見されました。余分な脂肪が心臓や肺などの臓器のまわりに蓄積すると、血管系や消化器系の機能にも障害を及ぼします。また、脂肪組織は関節炎などの他の病気を悪化させ、糖尿病のリスクを高める化学物質も放出します。
愛犬が肥満かどうかわからない場合
獣医師にぜひご相談ください。適切な体重であるかを判断して必要に応じて食事管理の計画を指導してくれます。
自宅で確認するには、スペシフィック®体形評価ガイドをご利用ください。
愛犬が減量する必要がある場合
弊社では、空腹にならず食事量を減らさずに、犬の体重減少をサポートする減量用フードをご用意しています。
今までと同じフードを量を減らして与えれば減量できるというわけではありません。減量用フードは低脂肪で食物繊維が多く含まれているため、満腹感がありながら体重を減らすことができます。
また、タンパク質も多いため、筋肉量を維持することができます。筋肉ではなく脂肪を減らして体重減少を促進させます。
理想体重へのステップ
- 体重チェック:犬の体の状態をチェックして体重を測定します。
- 計画:獣医師と協力して目標体重を決定します。まず最初に体重管理フードを選択してから、毎日与える量を計算します。
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減量期間:減量用フードを与えます。減量期間はフードを計量して与えることが重要です。必要な場合にフードの量を正確に調整できるためです。
愛犬の体重は定期的に測定してください。ご自分の体重を測定した後に愛犬をだっこしたまま体重を測定し、2つの体重の差分を求めれば簡単に体重がわかります。せっかくの努力が無駄にならないよう、家族のみなさんにも愛犬が減量中であることを説明し、おやつや食事の食べ残しを与えないようにしましょう。
減量は一晩で達成できるものではありません。辛抱強く継続すれば成果が表れ、愛犬が快適な生活を送れるようになります。 - 体重の維持:目標体重に達したら、それを維持する必要があります。エネルギー量の低い体重管理用フードを与えることをおすすめします。